沢山の押し花を本格的につくる |
このページでは押し花乾燥シート/Lセットを使って、本格的に大量の押し花を一度に作る方法を紹介しています。手軽さや便利さを追求した作り方は こちら をご参照下さい。 |
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下準備(仮押し)から始めましょう |
【下準備が大切です】
沢山の押し花を本格的に作る場合は、下準備から始めましょう。分厚い葉などはサンドペーパーで裏に傷をつけたり、バラの蕾やつくしの穂などはカッターで半分に割いて1本で2枚の押し花が作れるようにします。押し花は乾いた後で表情が作れない(壊れてしまう)ので生の段階でできるだけ表情をつけたり、できるだけ違った表情のものを押すようにしましょう。 |
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【効率よく作るには仮押しを】
塩化カルシウム系の押し花乾燥シートはシリカゲルより低湿度での吸湿能力が高いので、押し花の製作には適しているのですが、残念ながら吸湿の限界(キャパシティ)があります。
つくしの穂など水分を多量に含んでいる素材を沢山作ろうとすると、すぐに乾燥シートがべたべたになり、吸湿のの限界に達してしまいます。その場合は新しい乾燥シートに交換したり、乾燥シートを再生して使用しないと、植物が腐敗するので綺麗な色に仕上がりません。
そこで、大量の押し花を本格的に作る場合はできるだけ【仮押し】から始めましょう。新聞紙を四つ折りにして、その上に【クッションペーパー】【合成薄紙】を重ね、その上に花が重ならない程度に並べます。 |
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四つ折り新聞紙の間に挟みます |
花を並べた上に【合成薄紙】【クッションペーパー】を重ねます。 |
上に四つ折りの新聞紙を重ね同じ層を5段(押し花乾燥シートLセットには3ミリ厚さの乾燥シートが6枚入っているので)作ります。
水分を多量に含み尚かつしっかりとした、つくしの穂などの植物は【仮押し】の段階ではクッションペーパーを挟まずに、代わりにティッシュペーパーなどを使用しておきます。 |
1kg程度の重石で【仮押し】します |
上から1kg程度の重石をのせて30分〜1時間仮押しします。
<<仮押しの目的>>
立体的な植物を「しなっ」とさせて、水分をある程度まで新聞紙などに吸湿させることで、乾燥シートに効率よく吸湿させるためにします。多量に水分を含む素材の場合は新聞紙が「べとべと」になります。
また、ラベンダーなど固い植物は生花の時にあまり表情がつけられません。そこで、仮押しして「しなっ」となった段階で表情をつけてから【本押し】すると、固い植物でも様々な表情をつけることができます。 |
乾燥シートの間に移動します |
新聞紙の間に挟んで【仮押し】した植物を、乾燥シートの間に移します。 |
このとき、「しなっ」となった植物がずれると傷んでしまいます。薄い花弁の花はずれないようにクッションペーパーのまま気をつけて移動します。
つくしの穂の様に多量に水分を含む素材は、新聞紙やティッシュペーパーは捨て、乾燥シートの上にクッションペーパを重ね、その上に合成薄紙に挟んだままの植物を移動します。
<<注意点>>
乾燥シートは低湿度での吸湿能力が高く、作業中も空気中の湿気を吸湿しますのですばやく作業しましょう。 |
6枚の乾燥シートの間に5段挟みます |
6枚の乾燥シートの間に5層の植物を挟みます。
■ずれないように輪ゴムで仮止めしておきます。 |
密閉袋に入れて重石をのせます |
押し花乾燥シート/Lセットに付属しているガスバリア袋の中に入れて、チャックをして電話帳をのせた上に15〜20kg程度の重石をのせておきます。 |
押し花プレス器があるとこんなに便利です |
押し花プレス器があると弱い力でもねじを締め込みながらプレスできて重石が不要なので、お年寄りやお子様でも簡単にプレスすることができます。
【仮押し】をしないで、乾燥シートに植物をはさんだ直後にプレスを使った場合、一度締め込んだ後30分位すると、植物が「しなっ」となって、ねじがゆるんでいますので、30分後にもう一度締め込んでおきます。 |
しかも押し花乾燥シート/Lセットが一度に6袋分(30層)まで大量にプレスすることができます。
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押し花は主に湿気や紫外線が原因で退色を始めます。
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